超精密加工技術の進化によって、機能の高度化、製作精度のサブミクロン化が進む中、測定技術の高精度化に取り組んでいます。超精密測定の技術により、さらなる高品質を目指します。
これまで金型企業の多くは、測定を重用視しておりませんでした。何故なら高い技術力をもった組み付けの職人が最終的な調整を手作業と職人の勘で行っており、金型で使われる部品が少々寸法が出ていなくても職人の腕で対応が出来ていたからです。特に外観形状品を扱う金型企業ではこの傾向が顕著でした。しかし、時代は変化し、益々金型が高精度化し海外にも輸出されるようになり、金型部品の測定は重要度を増してきております。
当社ではISOに基づく品質管理とトレーサビリティの重要性、また、スペアパーツの再現性などを考慮し測定に力を注いでおります。また、社内でトライを行う成形品や協力企業にて作成される成形品・板金等の検査も行っております。
当社では工程内でのインラインQCも行いますが、最終的には温度管理された検査室にて高精度な三次元CMM測定器、顕微鏡、表面粗さ測定機、形状測定機等、対象加工物と測定位置にあった測定機器を使用し作成した金型部品の検査を行っております。三次元測定機は工場内に2台、検査室に2台配備。何れもサブミクロン単位での測定が可能です。
また、作業者によって測定誤差が出ないよう、測定作業者が正しい測定スキルを身につける為に定期的に測定機メーカーが開催する講習会に参加しております。
金型部品、成形品、板金
最小測定数値 0.1μm